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by mayday-mayday

デモから見えた風景・デモが「公」を作る


思えば不思議なもので、今回のデモの参加者は、たったの400数名。

それで、NHK、毎日、朝日と報道されたのだから、大したもの。これが、例えばスポーツ会場だとか、お祭りだとかだったら、こんな少数人数の催しが、報道されたり、ましてや、警察官が押し掛けてきたりはしないだろう。

人数は、たったの400余名だけども、みな、パブリックな社会問題に憂慮して集まってきた人ばかりだ。インターネット上でのデモに対する反応は、考えられる限りの悪罵の数々ばかりのようだけども、自室にこもって、パソコンのキーボード叩きに終始しているだけでは見えないものが、こうした「公」の催しでは見えてくる。

彼らはフリーターどもが何やら政府におねだりをしてるのだとしか見られなかったようだけども、それは、その人が「私民」に堕し切っているからだろう。ものいわぬ臣民だ。テレビを見ながら、ゲラゲラ笑い転げる時間はあっても、外に出てパブリックな問題について考える時間も持たない人間には、自分の利益だけでなく、本当に社会を憂えて、若者がデモに参加する気持ちなどは到底分かりようもないだろう。それこそ、自分だけの利益を追求するだけならば、デモになど参加せずに、バイトするなり、遊びなりしている方が利巧というものだ。

彼らは、この国の御用マスコミが偽装請負や、サービス残業などの問題に真剣に取り組んできたと本気で信じているのだろうか。それにはっきりいっておこう。フリーターの低賃金で恩恵を受けているのは、あなたがた消費者と企業だ。バカでも分かる理屈だが、住民票事務、警察事務、旅券事務などを年収400万円・500万円でやってもらっても民間人がトクをする訳がない。
ほかにも、例えば、国立自然少年の家の理事長は年収1000万円だ。小さい政府というのなら、これら「官」を縮小させ、その分、「民」にマネーをまわすべきなのに、「小さい政府」とは名ばかりで、増税・負担増ラッシュなのを、まさか疑いもせずいるのだろうか?

フリーターは税金・社会保険料を納めていないとかいう「官」の論理を間抜けに信じて疑わないのはご自由だが、この世界的にみても生活費が高いこの国の「官」や「業」に都合が良く出来ているカラクリにも気づかずに、御用組合の組合員として、または従順な臣民として、御用マスコミが垂れ流すウソを鵜呑みにして、これからも、騙され利用され、食い物にされるのは、あながた「私民」のご自由だけども、そんなバカぶりを「市民」に押し付けるのはやめてもらいたい。

フリーターは「民」の経済に、とても貢献している。フリーターがいなくなったら、それこそ単純労働力として外国人を受け入れなければならなくなるだろう。「民」の経済に貢献している人達がメーデーで声をあげることの何がおかしいというのだろうか。おかしいとしたら、御用マスコミの垂れ流すイメージを鵜呑みにしているあなたがた「臣民」の頭の中だろう。

デモの参加者の表情はきわめて明るいものだった。おもえば、この日本でみかける中国人たちの底抜けに明るい顔に比べて、この国の人間の、ツクリモノのような哀れな微笑は、一体何なのだろうか。お上に抗うことを知らず、ただひたすらもの言わぬ臣民として生き続け、政府への監視を怠り、1000兆円にもおよぶ負債を次世代にツケまわし、生涯のうちにデモも一度も行かぬまま、ここは民主主義の国なんだと、本気で信じ、それだけならともかく、デモをしている人間を偉そうに罵るさまは、去勢されたミドル・マス(中間大衆)としか表現のしようがない。
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by mayday-mayday | 2007-05-04 20:26